らくだ
こんにちは、ノラクロです。
迫り来るお盆明けの出社日が辛くて仕方ありません。でもまだ見ぬ食材を買うためにも、頑張ってお盆明けも働くとしましょう。
さて、今日はらくだの話をひとつ。
ぼんやりとドバイの特集を見ていたら、レストランで普通にらくだ肉が供されているではありませんか。あと牛乳ならぬ、らくだ乳がスーパーに売ってる。
らくだもいつか食べてみたいんよね…なんて思いながら、いつもの変わり肉を買うサイトを開いたら売ってたのですかさず買いました。
いやはや、すごい時代になったものですな。
届いた肉を観察してみると、サシってか筋の多い肉質のようです。生肉の写真を撮り忘れるという痛恨のミスを犯したので、もうソテーにした写真を見てください。
かなり薄切りにしたにも関わらず、随分な噛みごたえです。
ドバイ特集ではステーキで食べてたけど、硬くないのかな?それともらくだにもランクがあって、A5ランクのらくだは柔らかいとか?
などと思考を巡らせながら噛み締めます。味はアッサリした牛肉に近い味がします。注意深く味わうと若干の獣臭さを感じる程度。それも羊系の味なのでなんの問題もありません。
うん!わたし、石油王に求婚されても、ちゃんとドバイでやっていけそう!笑
世迷言はさておいて。
こんなに癖のない食べやすい肉だったらこれ、コッソリいつもの食事に混ぜてもバレないんじゃあ…?
と悪戯心がムクムクと膨らみ、やってしまいました。
豚汁ならぬ、らくだ汁。
筋が硬くて食べにくい点は、包丁の背で良く叩くことで解決しました。
何食わぬ顔で食卓に出すと、普通に食べる家族。
ふふ、わたしの勝ちね!(別に誰とも勝負もしてないけど)なんて思ってたら、
「なぁ、この肉ってなんの肉…?」って途中で突っ込まれてしまいました。まぁそりゃ豚感がなさ過ぎるしバレるか。
・これはらくだ肉であること
・ドバイでは普通に食べられている食肉であること
上記2点を説明したものの、
・今後二度と通常の食事に無断でよくわからないものを混入させないこと
を約束させられてしまいました。
ちぇっ。よくわかんなくないのに。明朗快活にらくだだって言ってるのに。
まあだまし討ちは良くありませんでしたね。反省。
さて、らくだ汁を作っても手元にはまだひとかたまりのらくだ肉が残されているので、固い肉の調理法としてはポピュラーなあれにしてみました。
ハンバーーーグ!
あーもうこうなると、ほんとらくだって言われなきゃわかんない。良く叩いてミンチにしたので硬さも気にならず、タネに入れた胡椒とニンニク生姜のおかげで獣臭さも気になりません。普通に美味しいハンバーグだわ。砂漠のない日本では難しそうだけど、らくだ肉が安く流通したら、わたしハンバーグはらくだ肉で作ります!
ちなみに、食べてる最中に父が横から手を出そうとしたので「こちらは、らくだバーグでございます」と告げたところ彼は箸を置きました。
告げたら食べないんじゃん!こんなに美味しいのにね!
ところで冒頭で、石油王に求婚されてもやっていけそうと宣いましたけどドバイってお酒飲めないんですってね。
無理だ、さよなら石油王!わたしはドバイには行けない!
では、また。