ノラクロ@今日の酒のアテのブログ

見切り発車で暮らしています

油かす

おはようございます、ノラクロです。

今日も今日とて朝から更新。

最近、朝の方が頭が回るなぁって齢34にしてようやく気付いた愚か者とは私のことです。

 

さて、そんな小学生ですら知っているライフハックをご紹介した本日は油かすの話をひとつ。

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農業に携わる方や、園芸に明るい方は「肥料の油粕のこと?」ってお思いかもしれません。

あれは菜種油を絞った後のやつですな。

そっちではなく、本日当ブログにご紹介するのは主に牛肉の小腸から油を絞ったあとのやつです。

とは、言っても現在では低温の油でカリカリになるまでじっくり揚げた加工食品の事が多いようです。

 

大阪在住のわたしには、とても馴染みが深い食べ物なのですが大阪以外にお住まいの方は見たことも食べたこともない!って話を聞いたので、いっちょブログに紹介することにしました。

 

実はこの油かすって、今でこそうどんの具として市民権を得ており大阪には専門店まであるんですけど、元々は同和地区、被差別部落ソウルフードなんて呼ばれていて差別と根深い食べ物でもあるんです。

わたしが通っていた中学・高校は地域性もあり、そういった差別に関する歴史の授業が週に一度設けられており、油かすのこともその時に知り、初めて食べました。

お話くださった、講師の先生の言葉が今も忘れられません。

「子供のころは、赤い肉は屠殺してるワシらの口には入らんかった。肉って言ったらこればっかりで、これもたまにしか食べられへんご馳走やった。」

 

わたしは、それから食わず嫌いということをやめました。食べられるっていうことは幸せなことなんだ。アレルギーは仕方ないけど、機会があればなんだって食べてみよう!そう思うようになりました。

 

あれから幾ばくかの年月が経ちましたが、今も思うことはひとつです。

もちろん法に触れるようなことが良くないことは存じております。

ですがそれ以外の職業に貴賎はありません。性別や人種、その他色んな事に対する無意味な差別がなくなり、みんなが手を取りあって笑いの絶えない世の中になりますように。

 

まじめな話はここまでにしましょう!

久しぶりに真面目な話をしちゃった!てへぺろ

 

さて、油かすですが調理する時はこんな風に薄く切るのがセオリーです。

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これを出汁でコトコトと煮込むととっても良いお出汁が出るんですよ(*´꒳`*)

まずは、1番ポピュラーな食べ方のかすうどん!

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これね、ほんっとに美味しいの!油かす本体もふわふわとろとろで、噛むと脂がジュワッと染み出して舌が震える美味しさです。

そして油かすの旨味が溶け出したお出汁!それがからんだおうどん!!

最高なんですよ!大阪にお越しになる機会があればぜひに上でもご紹介した専門店もあるので食べてみてほしいです♡

 

あと、もうひとつ。これは我が家でよく作るメニューなんですけど…

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油かすとゴボウとちぎり蒟蒻の煮込み!

今日は醤油ベースだけど味噌味も旨しよー!

醤油ベースのものは、玉子とじにして白飯にぶっかけてもすこぶる美味しいのでおススメです。

 

最近では人気が出てきたようで、ちょっぴりお値段は張るのですがお取り寄せもできるのでご興味がある方はぜひに試してみてくださいまし!

 

では、また。