松葉タコ
こんばんは、ノラクロです。
今日、久しぶりに市場に行ったら売ってる魚や野菜がガラリと変わっていて驚きました。
わたしが寝たきり生活を送っていた間に(今も週の半分くらいは寝たきりだけど…)随分と季節が変わっていたようですな。
その間に出会えたかもしれない、まだ見ぬ食材のことを考えると悔しくて歯軋りが止まりません。早く元気にならなくっちゃね!カリン様、仙豆ください。
さて、そんな中で今日は松葉タコの話をひとつ。
某お店で出会った謎のタコ。
マダコとくらべると随分小さなタコですが、テナガダコでもイイダコでもないらしく…
店員のお姉様曰く、「頭の中身が美味しいから、取ったらアカンで!洗ったらそのまま煮付けにして食べるのが1番やで」とのこと。
んんーー!?!?タコの内臓って食べられるの?ほんとにそのまま?私、性善説で生きてるから、間に受けちゃうよ?
ってなわけで、ヌメリだけ洗い流して1匹はそのまま茹でてみます。
タコって茹でると足がクルクルって丸まって可愛いよね(*´꒳`*)
そしで茹で上がったったのがこちら。
ええー…なんか泥みたいなやつがはみ出てて食欲を非常に失うんですけど…
あー!!ジャリジャリする!ねぇ!指で触った時点で既にジャリジャリするんですけど!!!
でも…お姉様が…美味しいって言ってたから…!!!と己を鼓舞してひとなめ。
アーーーーーーー!!!ジャリジャリするーー!!これ、砂じゃーーーん!!!もう!!完全なる砂!!茹でた砂だよ…お姉様ァァァァ!!
とひと騒ぎしたところで。おくちをモンダミンでゆすいで来ました。ふう…臭くないのが救いですな。
そして内臓をよく見て、辛うじて肝っぽいところ以外は全て洗い流しました。
残った肝らしき部分は醤油に混ぜて肝醤油にして、茹で松葉タコとしていただきます。
松葉タコ本体は柔らかくてさっくりと嚙み切れる良きタコです。肝は何にも感じない。無くても良いかな!
本体の味自体は、マダコと比べると旨味が少ないかな?って感じ。
じゃあ柔らかいし生で食べたらどうかと、ちょっとだけ生のまま足を切り落としてみた。
お醤油をかけてひとくち。
うーん、茹でた方が美味しいな、これは。
めっちゃ水っぽいし、グニグニするばっかりで食感もあまり良くないなぁ。あと少し臭みが気になります。いけませんよ、臭みは!
今までの #調理方法とかよくわからないものを見切り発車で買ってくるシリーズ!のあれやこれやの悪夢が蘇り、震えあがりました。
やっぱり加熱が吉だな。
よしじゃあ、タコ類はこれをやらなきゃ始まらないでしょ!ってことで!
頭をひっくり返して、お店のお姉様の意見は無視して内臓は全部捨てて、ヌメリをよく落としてお米と調味料と一緒に土鍋にポン!!
炊きあがって蓋を開けたら、すっごく良い匂い!
ハサミでチョキチョキして…
よく混ぜて、松葉タコ飯の完成!
うん、うん!これは良い!
松葉タコの出汁がお米に吸い込まれてて、松葉タコ自体はふんわり柔らかい!
ご飯のおこげに松葉タコの風味が濃縮されてておいしーい!お米を全部お焦げさせてやりたいくらい!
ふむ、味が染み込む加熱の調理方法が松葉タコは合うようですな。
じゃあ前にマダコで作ったことのある、これも美味しいでしょってことで。
バター煮♡
えへへ、新ジャガも一緒に煮ちゃった♡
タコをバターと酒と塩でコトコト煮るこの食べ方、普通のスーパーで売ってる茹でタコでやっても本気で美味しいから、地球のみんなに食べて欲しいと思っています。
松葉タコも期待を裏切ることなく、美味しかったです。残った汁にジャガイモを崩して浸してジュルジュル啜るのがまた美味しいのよ!
美味しんぼの栗田さんにはお行儀悪!って言われちゃいそうだけど!笑
ちなみに松葉タコって検索しても、ほとんど情報が出てこなくて、食レポに関しては野食ハンマープライス様(https://www.outdoorfoodgathering.jp/shell/matsubadako/)くらいしかちゃんとしたものがなかったのよ。そして、今、もう一度読んでみたら肝以外はちゃんと下処理なさっている!!
ああ!作って食べちゃう前にちゃんと読めばよかった!!!わたしのばか!
もしかして、採れたてぴちぴちだったら頭の中身も美味しかったのかなぁ。それとも、わたしの食べた個体が肝の旨味がすくなかったのかなぁ。
また見つけたら、今度はちゃんと下処理して再チャレンジしてみよっと!
とぅーびーこんてぃにゅー、あいるびーばっく!!
では、また。