パースニップ
あけましておめでとうございまーす!!
2022年が始まりましたね。皆様いかがお過ごしですか?
わたしは季節感を大切に丁寧な暮らしを心がけているのでお正月はきちんと美味しいものを食べて、浴びるほどお酒を飲み、それ以外は身体を横たえて眠くなれば寝るという尊い時間を過ごしています。
え?自堕落なだけだろうって?
ノンノン!“寝正月”で“正月太り”という日本の古き良き慣習を守っているのですよ!
閑話休題。
冗談はさておき、そろそろ何か本当に文化的な事でもするべぇとスマホを取り出して熱燗片手にこれを書いています。
そんな今日は、パースニップの話をひとつ。
まぁこれもずーっと下書きに置いたまま寝かせてたんですけどね……
八百屋さんで【パースニップ】っという人参のようなゴボウのような何かを見つけたのですかさずカゴに入れて帰宅しました。
泥だらけで、持った感じは硬いです。
洗うとこんな感じ。
赤くない人参……?太めのゴボウ……?
匂いは土っぽくてゴボウっぽいかな。
少し切ってみると断面はこんな感じ。
白い人参ぽいけど……?
この辺りで少し不安になってきたのでいつも通りGoogle先生に質問しました。
どうやらこのパースニップという野菜は、セリ科で随分と人参に近いお野菜のようです。
生食も可。
ですが、ひとかじりしてみると何かの根っこ!!木の味!!生のゴボウ!
加熱すると人参より甘いって書いてたけど、にわかには信じ難いほど素っ気ない味です。それにめちゃ硬いし筋張ってるしさぁ。
あんまりにも硬いので千切りにして、油と醤油で炒めて……
これなら人参よりでもゴボウよりでも壊滅的な失敗はないだろう、と胡麻かけてきんぴら!
ドキドキしながらひとくち……。
あ!甘い!それに後味に少しの苦味があって美味しい!!
これは生食より断然加熱が良き食材です。
大人のおつまみって感じです。
って今書いてて思ったけど、おつまみってお酒のアテだから大人しか嗜まないかハハハ。
先の細い部分はコロコロに切って軽く煮ても甘味が強くて美味しかったです。
けどやっぱりちょっと硬いのよねぇ。
人参よりはだいぶ筋張ってて、噛んでると歯の全隙間にパースニップの繊維が挟まって腹立たしいです。
一本しか購入しなかったので、パースニップがこういうものなのかコイツだけが筋が多いのかわからないのが残念です。
腹立ったので残りは全部すりおろして……
ツナとじゃがいもと混ぜて丸く整形して焼いて……
おやきにしました。
すりおろすとまたパースニップの甘みと後味の苦味がハッキリ出て、いつも作る人参のおやきとはひと味違う美味しさ。
これはほんとご飯のおかずってよりはお酒のアテだな。
食べ終わってから、もう一度よく調べてみるとパースニップはイギリス辺りでよく食べられていてシチューとかの煮込み料理に適しているそうな。
とここまで調べてふと、大好きなアニメのルーニーテューンズのバッグスバニーってポリポリ生で赤いニンジンを食べてるけどシチュー作ってる時は白いニンジンを刻んで入れてなかったっけ……?!と思い出しました。
ちょっと該当のシーンがすぐには見当たらなくて定かではないのですが、あのアニメはイギリスが舞台だしありえるなとニヤニヤしています。
ふふ、子供時代のぼんやりした記憶が新しく得た知識に繋がるって楽しいですね!
さてわたしは今からバッグスバニーのアニメを寝転びながら見返したいと思います。まだ正月三ヶ日は終わってませんからね!
では、また。