サワガニ
こんばんは、ノラクロです。
ようやく雨が止みましたな。久し振りの太陽が出てホッとして、ようやくブログ書く気にもなりました。
今日は久し振りの太陽にとても相応しい食材、サワガニの話をひとつ。
わたし、幼少のみぎりはまぁまぁ田舎に住んでいまして、山と小川とだんごむしが友達だったんですよ。
んで、昔から食べることにかけて変態的だったわたし。小川の岩をひっくり返すといるアイツ。気になってたんですよねぇ。
サワガニ!
だってカニやん。ちょっと小さいだけで、ズワイガニとかワタリガニとかと一緒のやつやん!ってはしゃいで、捕まえて家に持って帰って、「茹でて食べよう!」って提案して超怒られた記憶…。
泣きながら小川に返しにいった、やり場のない憤り。こんなにもカニなのに。
懐かしいですな。
しかし今のわたしには、怖いものなどありません。
だってこのサワガニ、百貨店で【食用】って書いて販売してありましたからね!お母さん、これ、食用だよ!
さあ!さっそく食べましょう!!
あ、そうだ。海にいるカニは生食することもありますが、淡水のカニは生食ダメ絶対。
肺吸虫っていう寄生虫がいます。食べるときは加熱必須です。できれば調理中はビニール手袋もしましょ♡
とりあえずよく洗おうとトレイに入れてシンクに置いたとたん逃げ出すサワガニたち。
次々の排水溝に吸い込まれていきます…笑
でも大丈夫。ネットしてるのでサワガニたちはみんなネットから回収してよく洗い、そのまま170度の油へ。
生きたまま油に放り込むという残虐行為に少し胸が痛みますが、サワガニ以外の全ての食べ物だって、私が直接手を下していないだけで命を頂いているのは変わらないですもんね。
感謝することで赦しを乞うことにします。
美味しく全部食べるからね。
カニから出る気泡が小さくなったらよく油を切って岩塩をパラリ。ふんどしの部分を見ながら雌雄の差がワタリガニのようにわかることに感嘆の溜息を漏らしつつ、ひと口でパクリといただきます。
サクサクとした軽いクリスピーな歯ごたえに、優しいカニの旨味。
ふむ、想像通り美味しい。ってかコレがあったらビールエンドレス!
まあ甲殻類揚げて、美味しくないわけがないのよ。
というわけで、二品目!
次は下茹でしたサワガニを甘露煮に。
わたしはどちらかといえば、こっちの方が好きですな。揚げちゃうと水分が飛んでサクサクで美味しいんだけど、身の旨味もよくわかんないんですよね。
けど、こうやって煮ることで煮汁に出た旨味が身肉に吸い込まれてとってもジューシー。揚げたときよりは歯ごたえがあるけど、よく煮たから殻も全部食べられます。
冷えたら周りが飴化してそれも美味しい!
みんな、サワガニ捕まえたら、是非とも食べてみてほしい!
ちなみに「このサワガニは食用だよ!」って満面の笑顔で夕食に出したら、お母さんはとても複雑な表情を浮かべたことをここに報告します。
おかしいなぁ、食用なのにね!(白目)
では、また。