オジサン
おはようございます、ノラクロです。
今日の大阪は生憎の雨ですな。
けど私、最近雨も悪くないなって思うようになってきました。だって雨なら堂々と外出しなくて良いじゃない!(クズ)
風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みなハメハメハ大王を崇めたいとすら思っています。
閑話休題。本題に入りましょうかね。
さて、そんな今日はオジサンの話をひとつ。
いつも行く魚屋さんに、「珍しいんやったら、今日はダントツでコレやな!」と、まだ何も言ってないのに勧められたお魚。
すっかり珍魚ばかり買う変な女と認識されており、恥ずかしいやらありがたいやら。
けど、オジサンって魚の存在は知っていましたが初対面だったのでめっちゃ嬉しかったです。
ありがとう、魚屋さん!
早速おうちに連れて帰って観察してみます。
体は鮮やかに赤くて結構体高があります。
お顔は鯉っぽいなーと思いグーグル先生で調べてみるとウミヒゴイ属に属しているようで、鯉っぽいなーって印象は強ち間違いでもなさそうでニヤリ。
うんうん、着々とノラクロ脳内データベースが充実されておりますな。
ヒレは鋭くて少し黄色味を帯びており、指に刺さるととてもいたそうなので早々にハサミでチョキリと切り落としました。ウロコは大きくて薄く、とても落としやすい良きお魚ですな。
名前の由来となったおヒゲも立派に2本チョロリと生えててかわゆす♡
さて、サクッと捌いて…
皮に旨味があるとグーグル先生に習ったので、まずは焼き霜造りにしてみました。
ひとくち食べてみると皮が焼けた香ばしさの中に独特の青い様な不思議な香りを感じますが、身肉はプリプリで弾力性があって美味しい!
ふむ、オジサンちょっと万人受けはしなさそうだけど良いね!!私は好き!
焼き霜造りが美味しかったから、次はグリルで塩焼きにしてみっか!としたものがこちら。
…網に皮が張り付いちゃって失敗しました。
ま、まあ味に関係ないから!と己を鼓舞しひとくち食べると、焼き霜造りの時に感じた青い香りが臭みへと変化していました。
うーん。塩焼きはあんまりかな。ってか正直ちょっとキツイ。ポン酢をバシャッとかけて何とか食べました。
次はじゃあ香りをマスキングすれば良いんじゃない?!と小麦粉を叩いてたっぷりのバターでムニエルに。
うんうん、皮目もパリッとしてるしバターのおかげか臭みはちっとも気になりません。
オジサン、同じ焼くならムニエルがおススメでっせ!!
さて、残りは頭とか中骨のアラ。
昆布で取った出汁でユラユラと煮出して…臭み予防に生姜も入れて塩で味付けして、うしお汁に!
臭かったらやだなーとか思いながらひとくち飲んでみると、スッキリとした出汁にオジサンのアラの旨味がこれでもかと溶け出していて、尚且つ中骨に残った身肉や頭肉もホロリとほぐれて臭みも全然ないの!煮ることで臭みが飛んだのかなぁ?
ちなみに顎に生えてたチョロ毛はこんな感じになってました。
真ん中に骨があるものの、コラーゲンの塊のような感じでした。魚のくちびるっぽいって言ったらわかりやすいかな?
ちなみにオジサンのくちびるもコラーゲンぺとぺとでめっちゃ美味しかったです。
ってか、ここまで書いてて思ったんですけど画像が無かったら…
私、そこら辺のオジサン(人間)を捕まえて食べてる危ない奴みたいですね。
ははは、ハンニバルレクターと呼んでおくれ!
しょーもないこと書いてたら長くなっちゃったので今日はこの辺で。
では、また。