ノラクロ@今日の酒のアテのブログ

見切り発車で暮らしています

キビレチヌ

こんにちは、ノラクロです。

お盆休みが始まりましたね。しかしコロナ禍の所為で海も花火大会もフェスもぜーんぶ中止!!

楽しみにしていたコンサートや舞台も軒並み中止となりションボリしております。

もう楽しみは自分で見つけ出すしかないってわけですな。わかった。今日も珍奇なこと、やっていきましょう!!!!

 

さて、そんな今日はキビレチヌの話をひとつ。

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普通のチヌ(クロダイ)なら知ってるし好きな魚だけど、君は黄色なのかい?

ふーん、面白いじゃない。一尾298円と激安だし即決で買いました。

調べてみるとやっぱりチヌに近い魚で、ヒレが黄色いからキビレチヌって呼ばれるそうな。そのままですな。

そして最初は全部オスなのに、大人になると全部メスになるんですって!生命の不思議よね…

じゃあこの子はメスなのかしらね?
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名前の通り尻尾も
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ヒレも黄色味を帯びています。
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お口の中は白色。歯が鋭いので気をつけてください、刺さって痛かったです(学習能力ゼロ)
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さて、いつも通り鱗をかいてサクッと三枚に卸しました。鱗は硬くて少し難航しましたが比較的捌きやすいお魚です。
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まずはお腹すいてたので、ひとまずカマを塩焼きで。

んー身はホロホロほぐれて美味しいし臭みもないんだけど淡白で悪く言えば水っぽいかな…?

切り身を1枚生で食べてみたんですけど、やっぱり水っぽさが気になったので今回の生食は、
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昆布に挟んで昆布締めに。

鯛の昆布締めは絶対に美味しいもんね!

1日寝かせて盛り付けたものがこちら。
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うんうん!大正解!程よく水分が抜けて、淡白な身に昆布の旨みが入って食感はもっちもち!最高ー!

一瞬で食べ尽くしました。

 

さて淡白で水っぽいならムニエルとか良いんじゃない?と閃き、小麦粉を叩いて溺れんばかりのバターで揚げ焼きにしてみました。
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ちょっとバターの海で泳がせすぎて端っこが焦げちゃったけど…気を取り直してひとくち。

お、皮目がザクザクしててこれは良い!揚げ焼きだから食感がしっかりしててバターと強めの塩胡椒で淡白な身も生きています。

塩焼きの時は皮もべろべろになっちゃってイマイチだったけどこれは皮が美味しーい!

うん、キビレチヌは塩焼きよりもムニエルのがおススメでっせ!

 

さて、最後はチヌの仲間だと知って絶対にやりたいのがあったんですよ。

前に野食家の茸本さん(‪@tetsuto_w ‬)の主催なさっているイベントで食べたチヌ飯が最高に美味しかったのでそれを作りたい!!

 

というわけでアラと腹側の身をグリルでカリッと焼いて、

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調味料と一緒に炊飯器にポン!
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炊き上がりはもう、蓋を開けた瞬間めっちゃくちゃいい匂いがお台所に充満しました。

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これはもうぜったいに美味しいと確信しつつ、チマチマとアラから身を外してご飯に混ぜてキビレチヌ飯の完成ー♡

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めっちゃキビレチヌの出汁が出てて何杯でも食べられそう!アッサリしてるのに出汁がしっかりしてて、滋味深いって感じで家族からも大好評でした。

…まあいつも通りキビレチヌだとは教えてませんけども…「ああ、うん鯛の仲間やで」ってボヤかして夕飯に出しました。

 

残った分は焼きおにぎりにしてお茶漬けにしてもめっちゃ美味しかったです。
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キビレチヌ、そのままだと淡白すぎてちょっと物足りない感があるけど一手間加えたらめっちゃ美味だから見つけたら試してみてね!

 

さ、私は次の楽しみを探しに行くとします。

では、また。