鹹蛋
こんばんは、ノラクロです。
みなさん5億年ぶりですね、いかがお過ごしですか?
私はステイホームで無を続けた結果すごく太りました。今はリングフィットアドベンチャーで筋トレを泣きながらしています。
さて、久しぶりにブログを書く気になったのは上でお話しした通り最近筋トレに勤しんでいるわけなのですが、それにピッタリのタンパク質の食材食べたじゃない♡と思い出した次第です。
きっかけがないとなかなか書き出せない馬鹿野郎の今日は、鹹蛋の話をひとつ。
鹹蛋【シェンタン】と読みます。中華食材のひとつで塩漬けにしたアヒルの卵です。
神戸の南京町にある中華食材屋さんで見つけて、「鉄鍋のジャンで見たやつや!!」と見切り発車で買いました。押さえで2個買いました。
これは茹でられていますが、基本的には生の状態なんですって。
原材料はアヒルの卵と食塩のみというit's so シンプル。
卵と塩だけで傷まないのかしら……と脳裏に不安がよぎったのですが中国4000年の歴史を信じたいと思います。
帰宅して封を開けてみると薄青い殻の卵。
気持ち鶏よりも大きいかな?そういえばピータンもアヒルの卵よね、なんて考えながら殻を割ってみます。
全然上手く剥けない……!ピータンのツルツルプリンの感触とは違い、随分と水分が抜けているようでポロポロ崩れて扱い辛いです。
ちなみに鼻を近づけても特に目立つ匂いはせず、ピータンみたいなアンモニア臭がするかとドキドキしていたのでちょっと拍子抜けしました。
あれはアヒルの卵の匂いじゃなくて製作過程で発生する匂いなんでしょーね。
半分に切ってみました。
マジでボソボソで切るのもままならないよ鹹蛋!!!
さわれば触るだけボロボロになっていくのでとりあえず1/4を味見してみます。
いただきまーす……ショッパッッッ!!!
え、なにこれなにこれ?!?!塩が!!致死量レベルの塩分が!口内を襲ったんですけど!!!
おばあちゃんの梅干しより遥かに塩っぱい!!!
なんか舌が、口の中全体が熱い気がするよぅ!!このまま食べるものじゃないね、鹹蛋!
ちょっと何かの間違いじゃないかとGoogle先生に鹹蛋の食べ方を聞いてみると、調味料的な使い方をすることが多いそうで……
そうよね、酒のアテにするにも単体では塩っぱすぎるもんな。病気になっちまうよ。
ってなわけで、みじん切りにして……
おかゆにON!
ぐるぐるかき混ぜて食べたら暴力的なまでの塩分がおかゆに溶けてちょうどいい塩梅になりました。
それにこうすることで鹹蛋の旨味がめっちゃわかる!
おおこれは良いな、塩辛とかカラスミとかそういう感じに近いかな。
塩っぱいから1/4のみじん切りでおかゆ一杯が余裕で食べられちゃう。
おでんのおつゆに溶かした鶏卵の黄身みたいなこっくり深い味がするー!おかゆには出汁入れてないし、これはほんとに鹹蛋の旨味が濃ゆいんだと思う。
気を良くしたので、次はナスピー炒めの調味料を鹹蛋のみじん切りだけで作ってみた。
油で炒めることによって少し独特な発酵臭はしたけれど酒のアテにするなら全然okの範囲内で旨しよー♡
これもまた他の調味料は一切入れてないのに奥深い味がして堪らんかったです。
度数高いお酒が合うかも。なんにしろお酒泥棒だわ……鹹蛋。
さて、冷蔵庫には鹹蛋が丸々ひとつ残っているのですがイマイチ使い道が見つからず放置プレイを受けています。
いや、おかゆも野菜炒めも美味しかったんだけど折角なら他の食べ方もチャレンジしたいじゃない?
何か良い食べ方をご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
それまでは普通の鶏卵のゆでたまごを食べつつ筋トレに励みますので。
では、また。
オオコシオリエビ
こんばんは、ノラクロです。
さて、と。前回の更新から約半年経過した訳ですが、みなさんいかがおすごしですか?
私はというと、結婚したり引っ越したり急性腸炎で
寝込んだり鬼滅の刃にどハマりしたりしていました。
ブログのこと忘れてはなかったんですよ!!常にスマホのTOPにアイコン置いてますし!!
でもさ…ホラ…やる気スイッチがカバンの中もつくえの中も探したけれど見つからなかったわけですよ。
フフッフー♪
閑話休題。
さてそんな半年ぶりの今日はオオコシオリエビの話をひとつ。
去年の11月11日に、
「ゾロの誕生日だし、ブログネタにもなりそうだし買っちゃおーっと!!」っていつも通り見切り発車で買って食べて、今まで文字に起こすのを寝かせていたものです。うおおお!蘇れ、俺の記憶!!!
市場で出会った時から、真っ赤だったので既に茹でられているのかと思いきや、生でも赤いのが特徴のようです。
君はこんなにも目立つ容貌で捕食されないのかい?
ハサミのデカさがあまりに個体差があったので調べてみると、オスがメスの倍以上のハサミを持つようです。
大きければイイってわけじゃあないですけど、おおきなモノを持ったオトコは、とても良いですね!
まあナニが、とは明言しませんけど。
……おっと!いかんいかん!夫もこのブログの愛読者だった!
下ネタはこれくらいにしておきましょう。
さて、バカなこと言ってないで調理にそろそろ入りましょう。
インターネットで調べたら、塩茹で・揚げ・そして出汁が凄く旨いとのことだったので早速茹でてみました。
雌雄の味の差を知りたかったので、とりあえず両方茹でて半割りに。
茹でても殻の色の変化はほとんどありませんでしたが、メスの卵が青黒い色から黄褐色へと変化して美味しそうです。
まずは身の部分をひとくち。
お、エビってよりはカニ?ワタリガニとかのとろけるような身質です。
オスはハサミ部分も食べ出があって良きですな。
結構殻が硬いのでキッチンバサミで力強くバキッとやりました。
メスの卵はプチプチよりモチモチで、好みの差がありそう。
ミソは両方とも特筆なしって感じです。あんまり感じられなかったな…。
甲殻類のお楽しみと言っても過言じゃないのにね!チェッ!
身肉自体は、甲殻類全般に多いことだけどやっぱりオスの方が美味しい気がします。
卵持ってる時期だったから余計にそうだったのかもね。
お次は丸ごと揚げて。
1匹丸々、熱々の油へドボンして素揚げにしてみました。
ジュワッと気泡が小さくなるまで揚げて…
オオコシオリエビの丸揚げ!見た目はちょっとスパイダー感がありますな…
あー一部ではクモエビと呼ばれている理由がわかりました。
足はポリポリ食感でおもしろい!
腹の部分はサクサククリスピーで全部食べられて、歩留まりはとても良いね!
でもこの食べ方はオオコシオリエビじゃなくても、良いかなぁ。
さすがに頭は硬くって食べられなかったしね。
甘エビとか殻の柔らかい海老が揚げは旨しよ。
さて最後は、最初に茹でた時の茹で汁を取っておいて更にもう1匹追加してオオコシオリエビの赤出汁!
なんかこのビジュアル、ザリガニ(https://norakurorororo.hatenablog.com/entry/2018/08/26/180431)の時も見ましたね…笑
しかしオオコシオリエビの出汁めちゃ旨!!
他に何にも入れてないのに、赤味噌にちっとも負けてないの!すごいー!タンブラーに入れて持ち歩きたいー!
けどこうしちゃうと身が食べにくいから茹でて、身は上で書いたみたいに半割りにして別で食べて出汁だけ使って麩とか豆腐を具にしたら良いかもな。
やっぱり実践するのは良いね。
百聞は一見にしかず?蛍雪の功?
新しいことを知るのは、やっぱ楽しいね!
ふー。オオコシオリエビ終わり!
記憶って意外となくならないものですな。
実はまだ書けてない食材が3つくらいあるんですよね…
ぼちぼち更新することにします!(っていつも言ってるけど)
今度はもっと近いうちに会いましょーね!(私次第だけど…)
では、また。
キビレチヌ
こんにちは、ノラクロです。
お盆休みが始まりましたね。しかしコロナ禍の所為で海も花火大会もフェスもぜーんぶ中止!!
楽しみにしていたコンサートや舞台も軒並み中止となりションボリしております。
もう楽しみは自分で見つけ出すしかないってわけですな。わかった。今日も珍奇なこと、やっていきましょう!!!!
さて、そんな今日はキビレチヌの話をひとつ。
普通のチヌ(クロダイ)なら知ってるし好きな魚だけど、君は黄色なのかい?
ふーん、面白いじゃない。一尾298円と激安だし即決で買いました。
調べてみるとやっぱりチヌに近い魚で、ヒレが黄色いからキビレチヌって呼ばれるそうな。そのままですな。
そして最初は全部オスなのに、大人になると全部メスになるんですって!生命の不思議よね…
じゃあこの子はメスなのかしらね?
名前の通り尻尾も
ヒレも黄色味を帯びています。
お口の中は白色。歯が鋭いので気をつけてください、刺さって痛かったです(学習能力ゼロ)
さて、いつも通り鱗をかいてサクッと三枚に卸しました。鱗は硬くて少し難航しましたが比較的捌きやすいお魚です。
まずはお腹すいてたので、ひとまずカマを塩焼きで。
んー身はホロホロほぐれて美味しいし臭みもないんだけど淡白で悪く言えば水っぽいかな…?
切り身を1枚生で食べてみたんですけど、やっぱり水っぽさが気になったので今回の生食は、
昆布に挟んで昆布締めに。
鯛の昆布締めは絶対に美味しいもんね!
1日寝かせて盛り付けたものがこちら。
うんうん!大正解!程よく水分が抜けて、淡白な身に昆布の旨みが入って食感はもっちもち!最高ー!
一瞬で食べ尽くしました。
さて淡白で水っぽいならムニエルとか良いんじゃない?と閃き、小麦粉を叩いて溺れんばかりのバターで揚げ焼きにしてみました。
ちょっとバターの海で泳がせすぎて端っこが焦げちゃったけど…気を取り直してひとくち。
お、皮目がザクザクしててこれは良い!揚げ焼きだから食感がしっかりしててバターと強めの塩胡椒で淡白な身も生きています。
塩焼きの時は皮もべろべろになっちゃってイマイチだったけどこれは皮が美味しーい!
うん、キビレチヌは塩焼きよりもムニエルのがおススメでっせ!
さて、最後はチヌの仲間だと知って絶対にやりたいのがあったんですよ。
前に野食家の茸本さん(@tetsuto_w )の主催なさっているイベントで食べたチヌ飯が最高に美味しかったのでそれを作りたい!!
というわけでアラと腹側の身をグリルでカリッと焼いて、
調味料と一緒に炊飯器にポン!
炊き上がりはもう、蓋を開けた瞬間めっちゃくちゃいい匂いがお台所に充満しました。
これはもうぜったいに美味しいと確信しつつ、チマチマとアラから身を外してご飯に混ぜてキビレチヌ飯の完成ー♡
めっちゃキビレチヌの出汁が出てて何杯でも食べられそう!アッサリしてるのに出汁がしっかりしてて、滋味深いって感じで家族からも大好評でした。
…まあいつも通りキビレチヌだとは教えてませんけども…「ああ、うん鯛の仲間やで」ってボヤかして夕飯に出しました。
残った分は焼きおにぎりにしてお茶漬けにしてもめっちゃ美味しかったです。
キビレチヌ、そのままだと淡白すぎてちょっと物足りない感があるけど一手間加えたらめっちゃ美味だから見つけたら試してみてね!
さ、私は次の楽しみを探しに行くとします。
では、また。
タマガシラ
こんにちは、ノラクロです。
まーた更新が開いてしまいましたな。夏休みの宿題はまとめてやる方だった性格が今も治っていません。
毎日コツコツとか苦手なのよね!
さて、そんな今日はタマガシラの話をひとつ。
いつもの魚屋さんで「今日珍しいんやったらコレやで!」と勧められて買いました。
もう魚屋のお兄ちゃんは、私に珍魚しか勧めてくれなくなりました。…まあ有難いんですけどね笑
家に連れ帰り、観察してみると赤に黄色の線が入った体高があるお魚です。
ヒレも赤と黄色でかわゆす。
お口の中は白い。前に食べたオジサンに似た魚だなぁとかおもってたんですが、調べてみると全然違う種類のようで、イトヨリダイとかに近い種の様です。
鱗は1枚がこんなに大きくて、とても鱗カキがしやすかったです。
サクッと捌いてみたところ、肉質は水っぽいかなーって感じ。柔らかくてちょっと捌くのが難しめのお魚でした。
身質が水っぽくて、寝かせた方が美味しいとインターネットで知ったので1日キッチンペーパーでくるんで寝かせて、まずは焼き霜造りに。
ほほー!触った感じも水っぽさは減少して、ひとくち食べると臭みもないしモッチリムッチリしていて、尚且つ身には脂も感じられてとても美味しいです。焼き霜造りってほんと外さない調理法よね!
簡単だから、皆様も機会があれば是非にお試しください♡
さて腹側の身とカマは味噌と味醂を1:1で合わせたものに1日漬けて焼きで!
もう焼いてる時からめーっちゃいい匂い♡
味噌漬け大正解です!水っぽさもなくなり、そこに味噌の旨みが忍び込んで旨しー!
皮もパリパリですっごい酒のアテで最高でした♡
残るは半身か…とまたインターネットの海を泳いでいたところ、フライがおススメだとあったので揚げ物は大好きだしフライはちょっと面倒だけどちゃんと衣をつけて揚げてみました。
そして、優勝しました。
水っぽい身が衣をつけて揚げる事によってめちゃくちゃ美味なジュースが口の中でいっぱいになるの!
旨みが強いから、ソースとかかけるの勿体無く感じちゃって塩とビールで瞬殺しました。
あとは頭と中骨だけれど、これは今度集めている魚のアラでラーメンスープ作ろうと思ってるから冷凍庫にしまって、タマガシラはおしまい!
タマガシラ、水っぽいけど食べ方次第でめーちゃくちゃ美味だったから何でも試してみるもんだな…と実感。
さあ、次はなにを食べようかな!明日にでも市場に行ってきまーす!
では、また。
アオダイ
おはようございます、ノラクロです。
ついに全国的に緊急事態宣言が解除されましたね。
けど、だからってワーイ\(^o^)/って遊びに行って良いという意味ではなく、あくまでも自粛はしながら段階的に経済活動を行いましょうね!
自分のためにも、大切な人のためにも。
STAYHOME中に暇で暇で仕方なくなったら、当ブログでもぼんやり眺めて戴けると幸いです♡
さて、そんな今日はアオダイの話をひとつ。
魚屋さんで、スズキっぽいけどアオダイとは…?と興味を引かれて買ってきました。
真鯛とか黒鯛なら知ってるけど、君は青なのかい?
うんうん、これは#調理方法とかよくわからないものを見切り発車で買ってくるシリーズにピッタリですな!
グーグル先生で調べてみたら関東の方ではそこそこ知名度のあるお魚のようです。
そして美味である、と。
ウフフ、美味であると明言されているって素晴らしいですね!期待で胸が膨らみそう♡
まずまな板の上で観察…
体長こそそんなに大きくはありませんが、結構体高が高めかな。
ヒレはとても固く鋭い。
魚のヒレに指を何度もやられているバカなわたしですが、人間は学習する生き物です。早々にハサミで切り落としました。
ウロコも結構固くてウロコかきにも少し苦労しましたが、まあ普通の真鯛とかと同じくらいかな?
おくちはパカっとすると思いの外大きく開くタイプの形をしていてここは真鯛とは違うかなって感じ。
全体的に身も骨もシッカリしていたので捌きやすいお魚でした。
皮も固くてとても引きやすかったので、背側の皮を引いて…
恒例のお造りに。やっぱり初めて食べる魚はお造りで食べてみたいじゃない♡
こうなると、真鯛とあんまり見分けが付きませんな。
夕食にもシレッと「(アオ)鯛のお造りやで」と出しましたが家族にも特にバレませんでした、てへぺろ
食べた感じは、真鯛みたいにコリコリした感じはなくモッチリ柔らかくて変な癖もなく甘みの強い身肉は凄く美味しかったです。
さてお次は捌いた時に、白子を持っていたので湯引きにしてポン酢をかけて食べてみましたが、まったりクリーミーな中に少し苦味がありこれはそんなにおススメじゃないかな。
いや、マズくはないんだけど口の中に残る苦味がちょっと気になる感じでわざわざ食べなくても良いかなぁという印象です。
そうそう、苦味といえば…
カマの部分は塩焼きにして食べたんですけど、これも身に苦味を感じて手放しに美味しーい!!とは言えない感じでした。うーん、捌き方が良くなかったのかな?
じゃあ腹側の身は内臓に近い部分だし少し濃いめの味付けにしたほうが良いかな?とニンニクとバジルを擦り込んで小麦粉を叩き、たっぷりのバターでムニエルにしてみました。
苦味を警戒しつつひとくち…
お!!皮が旨い!もちもちコラーゲンが皮と身の間にあって懸念していた苦味も感じません。
やっぱり白子とカマは、あれかな。捌く時に苦玉を潰しちゃったのかなぁと反省。
次回はもっと上手く捌きたいものですな。
さて、最後は恒例のアラ部分。
いつもなら捌いて新鮮なうちに、うしお汁とかにしちゃうパティーンだけど今回は忙しくて1回冷凍しちゃったのよねぇ。
臭みが出ると全てが台無しだから、とりあえずカリッと焼いてコンソメベースで煮込み…
トマトペーストとニンニク、ローリエもおまじないで入れてブイヤベース風にしてみた!
ブイヤベースと言いながら、アオダイしか入ってないけど…
パリッと焼いたおかげか臭みもなく、骨から出た出汁の旨味がめちゃ効いててパスタ入れても良さそうな汁になっててニヤリ。
アラはいつも、うしお汁か味噌汁にしちゃうから今後はこういうのも試していきたいところですな。
アオダイ、食べにくい部分もあったけど丸ごと1匹ごちそうさまでした!
次に出会ったら、もっと上手に捌くからね!!
とぅーびーこんてぃにゅー、あいるびーばっく!!
では、また。
アナグマ
おはようございます、ノラクロです。
とうとう関西は緊急事態宣言が取り下げられましたね。
とはいえ、まだまだ油断は禁物!!手洗いうがい、そのほか諸々気をつけて暮らしたいと思います。
さてそんな今日は、アナグマの話をひとつ。
前からめーちゃ、食べてみたかったジビエのひとつ!
うふふ、ネットショッピングで買えるところを見つけてしまったのでポチっちゃいました♡
そして数日後、我が家に届いたひとつのクール便…。
受け取ったのは母です。
まあ、怒られと飽きられが発生しましたよね…
そして先日より宅急便の方に我が家がどう思われているのかが心配な今日この頃。
エミュー、カラス、アナグマ……へへっ!人畜無害だけど少し変わった人間がいるだけですぜ、ダンナ!!
さて気を取り直して解凍した肉がこちら。
事前にネットで調べて知ってたんですけど脂がすごーい♡赤身よりも脂身が多いんじゃないの?!ってくらい!!
匂いは若干の獣臭はあるものの、そんな慄くレベルではなかったので少しそぎ切りにして塩胡椒でソテーに。
焼いてる最中も脂が!!すごい!!
ウェルダンめ焼いて(ジビエはよく火を通しましょーね!)ひとくち…。
んん!結構固いな、こりゃ!
部位にもよるのかもしれないけどちょっと噛むのに苦労する固さです。
それに噛んでるうちに、ちょっと獣臭が気になるなぁ。猪がもっともっとワイルドになった感じ。
これはじっくり加熱して柔らかくするか、薄切りにして尚且つ臭み消しと濃いめの味付けが吉だな。
じゃあまずはひとかたまりのブロックに塩胡椒とオールスパイス、ニンニク生姜をよく擦り込んで、オーブンでローストアナグマに。
焼き上がりは脂が甘く香って良い感じです。
冷まして…
薄切りにしてひとくち。
うんうん、ゆっくり低温で火入れしたから臭みが少なくなっているのと薄切りにしたから食べやすい。
みんな大好きポン酢をかけるとより旨く、めちゃ良い酒のアテになりました。
そして、ローストしたり冷ましたり酒を飲んだりしている間に、角切りアナグマと野菜をコトコトと煮込んで…
カレーにもしてみました。たっぷり3時間は煮込んだので、肉は柔らかく何より脂がとろけて美味しいのなんのって!!アナグマ、煮込み向きのお肉なのかもー♡ムギュムギュとした赤身にとろける脂身…最高!
さて残りはもう一度半冷凍にして極薄切りにして、ちょっと量が足りなかったので牛肉も足してアナグマ肉じゃがに!
甘辛いタレで煮込んだ薄切りアナグマは臭みもなく、ここでもやっぱり脂が甘くてめちゃ旨でした。
家族にもバレませんでした。フフ
ジビエって、やっぱり調理方法で化けるね!
特にアナグマは煮込み料理がほんと良かった。
けど、そう思うと普段流通している鶏豚牛は食べ慣れているということもあるだろうけれど、ほんと食べやすく柔らかく癖のない【食べる】ということに特化されているものなのだと実感しました。
生産者様に、そして食材に深い感謝を捧げたい今日この頃です。
さーて。次は何を食べようかな!市場にいってきまーす!
では、また。
オジサン
おはようございます、ノラクロです。
今日の大阪は生憎の雨ですな。
けど私、最近雨も悪くないなって思うようになってきました。だって雨なら堂々と外出しなくて良いじゃない!(クズ)
風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みなハメハメハ大王を崇めたいとすら思っています。
閑話休題。本題に入りましょうかね。
さて、そんな今日はオジサンの話をひとつ。
いつも行く魚屋さんに、「珍しいんやったら、今日はダントツでコレやな!」と、まだ何も言ってないのに勧められたお魚。
すっかり珍魚ばかり買う変な女と認識されており、恥ずかしいやらありがたいやら。
けど、オジサンって魚の存在は知っていましたが初対面だったのでめっちゃ嬉しかったです。
ありがとう、魚屋さん!
早速おうちに連れて帰って観察してみます。
体は鮮やかに赤くて結構体高があります。
お顔は鯉っぽいなーと思いグーグル先生で調べてみるとウミヒゴイ属に属しているようで、鯉っぽいなーって印象は強ち間違いでもなさそうでニヤリ。
うんうん、着々とノラクロ脳内データベースが充実されておりますな。
ヒレは鋭くて少し黄色味を帯びており、指に刺さるととてもいたそうなので早々にハサミでチョキリと切り落としました。ウロコは大きくて薄く、とても落としやすい良きお魚ですな。
名前の由来となったおヒゲも立派に2本チョロリと生えててかわゆす♡
さて、サクッと捌いて…
皮に旨味があるとグーグル先生に習ったので、まずは焼き霜造りにしてみました。
ひとくち食べてみると皮が焼けた香ばしさの中に独特の青い様な不思議な香りを感じますが、身肉はプリプリで弾力性があって美味しい!
ふむ、オジサンちょっと万人受けはしなさそうだけど良いね!!私は好き!
焼き霜造りが美味しかったから、次はグリルで塩焼きにしてみっか!としたものがこちら。
…網に皮が張り付いちゃって失敗しました。
ま、まあ味に関係ないから!と己を鼓舞しひとくち食べると、焼き霜造りの時に感じた青い香りが臭みへと変化していました。
うーん。塩焼きはあんまりかな。ってか正直ちょっとキツイ。ポン酢をバシャッとかけて何とか食べました。
次はじゃあ香りをマスキングすれば良いんじゃない?!と小麦粉を叩いてたっぷりのバターでムニエルに。
うんうん、皮目もパリッとしてるしバターのおかげか臭みはちっとも気になりません。
オジサン、同じ焼くならムニエルがおススメでっせ!!
さて、残りは頭とか中骨のアラ。
昆布で取った出汁でユラユラと煮出して…臭み予防に生姜も入れて塩で味付けして、うしお汁に!
臭かったらやだなーとか思いながらひとくち飲んでみると、スッキリとした出汁にオジサンのアラの旨味がこれでもかと溶け出していて、尚且つ中骨に残った身肉や頭肉もホロリとほぐれて臭みも全然ないの!煮ることで臭みが飛んだのかなぁ?
ちなみに顎に生えてたチョロ毛はこんな感じになってました。
真ん中に骨があるものの、コラーゲンの塊のような感じでした。魚のくちびるっぽいって言ったらわかりやすいかな?
ちなみにオジサンのくちびるもコラーゲンぺとぺとでめっちゃ美味しかったです。
ってか、ここまで書いてて思ったんですけど画像が無かったら…
私、そこら辺のオジサン(人間)を捕まえて食べてる危ない奴みたいですね。
ははは、ハンニバルレクターと呼んでおくれ!
しょーもないこと書いてたら長くなっちゃったので今日はこの辺で。
では、また。