牛の骨髄
こんにちは、ノラクロです。
いやはや、すっかり良い気候ですな。
半袖短パン裸足で過ごせるこの季節が大好きです。
とか言ってる間に暑くて耐え難い夏が来るのでしょうけど……短い初夏を愛でながら過ごしたいものです。
さて、そんな今日は牛の骨髄の話をひとつ。
わたし、昔から骨側の肉や髄に目が無くて!
ブリの中骨やケンタッキーの骨をかち割って髄をチューチューするという奇行を繰り返しては両親に強めの注意を受ける幼少期を過ごしていました。
そんなある種の妖怪のような生活を送っていたところ、美味しんぼ(美味しんぼは、雁屋哲さん(原作)、花咲アキラさん(作画)による日本の漫画、わたしのバイブルのひとつ)でさぁ!
牛の骨髄をマカロニに詰めたり、カレーの具にしてる回に出会いまして。
これがもう美味しそうで、美味しそうで!!!
ずーーーっと食べてみたかったんです。
……が!!!
牛の骨髄って聞くと思い出す事がありませんか?
そうBSE問題です。
狂牛病って書いた方がピンとくるかしら?
まあ詳しいことは各々調べていただくとして、それが流行ってしまい根拠は薄いようですがBSEに罹患した牛を食べると人間における近い病気、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に感染・発病してしまうとな。
そしてそれは脳や髄がより危険度が高いと。
※ものすごいざっくり説明なので、詳しいことはマジで各々ググってくれよな!
というわけで、骨髄付きの骨なんかは全然国内では手に入らなくなってしまったんですよ。
若かりしノラクロはがっかりしました。
髄が食べたくて食べたくて、ブリだけに飽き足らずマグロの中骨を買ってきて煮てかち割って食べたりもしたのですがやっぱり魚は魚。
哺乳類の髄、食べたいなぁ!!!って改めて文章にすると本当に妖怪みたいな事を思ってた矢先のことです。
あるじゃん、Amazonに!!!
あるじゃん、Amazonに!!!
Amazonでわけわからん食材買いすぎて、ある日Amazonのオススメに牛の骨髄が出てきたのです。
食べたい、しかもそんなに高くない!
けど病気は怖い。骨髄は食いたし命は惜しし。
今は逆にいけるのか?とはやる心と震える指を押さえて色々調べてみました。
そしたら、厚生労働省のページに現在の状況のってるじゃーーーん!
情報の取捨選択が難しいインターネットの海ですが、国がやってるのなら安心ですな!
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/bse/index.html
まあ要約すると、2003年以降の国産の牛からはBSE出てへんで!とのこと。
そしてAmazonが勧めてきた骨髄は国産和牛のものです。へへ、これは安全とみなして良いよね♡
善は急げ、今回も夫に相談もなしにポチりました♡
さあ、前置きが長くなりましたが調理に入ります!!
めっちゃデカいのが届きました。カットされてないって書いてあったけどマジでデカい。
ですが、この為にノコギリを既に購入していたわたしに死角はありません。
ちなみに買ったノコギリを適当に放置していたら夫が見つけて、「ノラちゃん、ノコギリ何に使うの……?」と怯えていました。ごめんよー!骨髄を切るだけよ!!
さて、死角はないとか上で言いましたが100均で買ったノコギリでは全然切れません。全方位死角だったわ。
とりあえずこのまま加熱して様子を見ます。
すんごいアク!!!
けど骨の一部が思いっきり出てて全然駄目ですな。
ってかこのままだと圧力鍋にも入んないし……。
この後、観念して一度熱湯から引き上げて冷まし1時間かけて少しずつ骨をノコギリで何とか切断しました。
本当は5等分くらいにしたかったんだけど、もう何とか鍋に入る大きさに切れたのでこれで妥協することにします。
Twitterにも呟いたけど、サスペンス小説とかで犯人が風呂場で遺体を糸鋸で解体するみたいなシーンあるけどアレ嘘や。
絶対無理やで、真っ当に生きていこうね!
閑話休題。
さて、下茹でしたことでお目当ての骨髄がぬるりと取れました。
めーっちゃ脂よ。匂いも脂!え?ちょっと想像と違うんだけど……
ま、まあもう少し加熱しないとわかんないしね!あと臭み抜きも何にもしてないし。
とりあえずクズ野菜や香味野菜をぶった切って、
出汁取り用のネットにポーン!
骨も骨髄も一緒に圧力鍋で1時間加圧しました。
そして煮上がった骨髄がこれ。
先ほどとは違い、コラーゲンの塊って感じです。匂いも脂の匂いこそしますが甘い肉の香りも感じられて期待大です。
ポン酢につけてちょっとお味見♡
そして優勝しました。
圧力鍋でよく煮たことで余計な脂が抜けて、喉をスーッと通るような上質なコラーゲンの塊です。
慣れないノコギリでボロボロになった手の痛みを忘れる旨さですよ、これは!!!
思わず全部食べちゃいそうになりましたが、我慢して残りは甘辛ダレにつけておきます。
さてその間にスープを整えることにします。
不純物を濾して再度沸騰。
色々諸々して牛骨髄ラーメン♡♡♡
手前の黒いやつがタレに漬け込んだ骨髄です。
これも堪らん旨さ。
チャーシューは普通に豚です。笑
スープは強めの醤油味にしたのですが、牛骨髄が強いから全然醤油に負けておらずコラーゲンたっぷりだから麺との絡みも最高最高最高ーーー!
味が強いから、ニンニクやブラックペッパーの味変もめっちゃ生きて凄いです。
息継ぎナシで完食!食後の冷えたウーロン茶が美味いこと。最高でした。
さて、スープはまだまだたっぷりあるので……
粉と混ぜてー♡
牛骨髄スープ出汁のたこ焼きー♡
味が濃くてソースが要らないくらい♡
コレまじオススメ、牛骨髄を買うのはハードルが高すぎると思うのでダシダとか入れてみると良いかも。
他には牛骨髄スープときたらクッパよね!
ってことでご飯にバシャー!
具なんか無くてもスルスル飲める最高の汁かけご飯です。まだスープいっぱいあるから冷麺も作りたいなー。まだまだ牛骨髄スープはわたしの人生をたっぷりと満たしてくれそうです。
牛骨髄満喫したわ……と思っていたのですが、さっき一塊の骨髄を残している事を忘れていました。
ちょっとだけカットされて、冒頭のデカイ骨と一緒に入っていたんですよね。
フレンチにボーンマロウっていう骨髄を焼いてバゲットになって食べるメニューがあるとインターネットで見たので最後はこれをやってみます。
強めの塩胡椒とオレガノを振り掛けでオーブンで加熱!!
随分と脂臭いけど大丈夫なんかな……と訝しがりながらもひとくち。
ウッ!!脂が強すぎる!
え?これほんとフランスの方は美味しく食べてるの?
農耕民族にはキツいかも。
困った時のポン酢をかけて食べたけど……
めっちゃ脂!!!うう、全部スープにすれば良かったよう!
今、完全に胃が終わりながらこのブログを書いています。
太田胃散飲んだから、ちょっとマシになってきた。
良い薬です。
牛骨髄、脂にハチャメチャに強い人以外はしっかり煮て脂を落とした方が食べやすくてオススメです。
まあ、骨髄買う物好きな人はあんまり居ないかもですが……笑
では、また。
デベラ
こんばんは、ノラクロです。
GW最後の日いかがおすごしですか?
私は夏を感じる陽射しが陰り、少し寒さを覚える風に吹かれながらこのブログを書いています。
さて、そんな今日はデベラの話をひとつ。
家近のお気に入りの魚屋に、
こんな風に吊るされて売られていた【デベラ】という魚。
カレイかな?って思い魚屋のお母さんにこれなあに?って聞いたところ、
「ガンゾウやで、炙って酢の物が美味しいで!」とさっぱりわからないお言葉を賜り、これこれ!こういうのが欲しいのよ!と見切り発車で買ってきた干物です。
長くて袋に入り切らずこんな感じで連れて帰ってきまきた。
ちょっと調べてみると【ガンゾウビラメ】っていうヒラメを干した、尾道あたりの名物らしいです。
カレイの干物はよく食べるし、自分で作ったりもするけどこれはヒラメなのね。
不思議だなぁ。この世には知らない食べ物がまだまだたくさんあるね(^^)
さて、ネットでは骨をトンカチで叩いて潰してから炙って食べるのが宜し、と書いてあったのでならいます。先人の意見は何よりも尊いものですからね!
しかし我が家にはトンカチなどはないので……
包丁の背でドーーーン!!!
クニャクニャになったところで……
トースターで2分チン!
驚くほど焦げた。ふふ、2分は長いようですな。
気を取り直して1分チン。
ええ感じです。
どうやら、尾道あたりでは砂糖醤油で食べるのがポピュラーなようなので習っていただきます。
おお、しょっぱめの身に甘い醤油があうあう!
ってかこの干物、旨味が凄いな。喉の奥がチカチカするような感じこそありますが(アクっぽい感じ?)舌にまとわりつく旨味が凄いです。
これ、めちゃ美味しいんじゃない??
旨い干物はこれをやんなきゃね!って事で。
直火で炙って〜♡
熱燗注いで〜♡
骨酒!!!
ふふ、こんなの不味いわけないよね!
ってか出汁が出まくりでやばい、旨い!!
この後2度ほどつぎ酒したけど味も抜けずめちゃ美味しかったーーー!!!花丸食材やーーー!!!
さらに追加で焼いて、酒のアテにもしたけど旨しすぎて飲みすぎましたな!これは気をつけないといけない食材です、へへ♡
さて、出汁がたっぷり出る食材だとわかったら作りたいメニューが山ほどありますな。
まず出汁を煮出して……
干物の旨味成分であるイノシン酸、それにグルタミン酸が合わさると旨味の相乗効果で美味しくなる事がよく知られている通りなので!!
とろろ昆布を足して、塩と醤油にみりんを少し足してーーー♡
お蕎麦!!
これ、ほんっとうに……やばい。
蕎麦はもともと大好きな食べ物なんですが、デベラの旨味が2億倍旨くしています。
これすんごいわ、デベラすんごい!!!
デベラ……出会えて良かったよ。幸せすぎるーー!!
デベラはまだいっぱいあるし(ひと枝15尾で500円でした。)そういえば、魚屋のお母さんが教えてくれた酢の物やってねぇな。
と思い胡瓜の酢の物にぶっ込んでみましたけどこれも旨いのなんのって。
夫にも酢の物を振る舞ったら美味しい〜って食べてくれて大満足です。
そもそも私の夫は、私がわけわからん食材を買ってきても躊躇う事なく口に入れてくれるので大変ありがたい存在です。
こんな変態で駄目人間の私を、こよなく愛してくれる夫を、親バカである私の両親が雇った人ではないのか……と結婚して1年半ほど経ちますがまだ疑う日があります。
まだ変な食材は冷凍庫に眠っているから食べておくれよ、夫!!!
へへ、ノロケてたら今日も長くなっちゃった。
まだデベラはあるし次は何にしようかな。ラーメンのスープにしても良さそうじゃない?
尾道あたりの方、オススメ食べ方あったら教えてちょんまげ。
では、また。
のらぼう菜
こんばんは、ノラクロです。
今日は夫が仕事で帰宅が大変遅いので、ブログを書いています。
独身時代は余暇があれば好きなだけ煙草をふかしながら漫画を読んだりアニメを見ながら、休肝日など作らずお酒を飲み、連日深夜2時まで無駄に起きていた私ですが、結婚してからこちら酒こそ飲んでいますがキチンと休肝日を作り、夫がいなければ時間を持て余し煙草もやめ(まだ禁煙2日目ですけど笑)夜は22時に眠たくなる人妻らしい、とても熟れたいやらしい身体になりました。大変健康です。
へへ、そんな与太話はさておき今日はのらぼう菜の話をひとつ。
少し前から、食べチョクとかで出てて気になってたんでよねぇ。のらぼう菜。
名前も良いではないですか、のらぼう菜。
けど通販って送料もかかるし、少しお高めで買い渋ってたんですよ……
それが!最寄りの八百屋で一袋100円!これは買うしかないでしょ!もちろん調理方法はわかんないけど!
野菜はいくらみずみずしくても生で食べられないものも沢山ある、とこのブログで知った愚かな私。
今回も調べたら、生食でも毒はないけど加熱が吉と知りました。
とりあえずそのままの味を知りたいのでサッと茹でて……
マヨをひとたらしでぱくり。
まずとてもみずみずしい食感が立ち、次に臭くない青い香りが鼻に抜けます。そして後味に若干のほろ苦さがあるかな。ベストオブ春の野菜って感じ!
菜の花ぽいけど、菜の花ほど苦くなく筋張ってもいないのでとても食べやすいお野菜ですね、クセもないし。
Wikipedia先生によるとアブラナ科であり、在来種ではないものの良く知る菜の花に近い植物であると。
ふふ、ここまでわかればあとはなんにも怖くありませんな。何より美味しいんだし。
追加でサッと茹でて、
そういえば蕾の部分は菜の花にそっくりでした。
かわゆす♡
塩とラー油、胡麻をふりかけて……
ピリ辛おひたし!
ニンニクを炒めたオリーブオイルにのらぼう菜を多めにぶち込んで……
ツナも入れてペペロンチーノ!!
残り物野菜や肉も一緒に炒めて……
具沢山やきそば!!!
鱈ちりの青物として!!
ふふ、もう万能すぎてのらぼう菜が冷蔵庫にある間は何にでも入れてしまいました。
茎の部分も本当に筋張らず、ポキポキとした食感に甘みのある味が食欲をそそり最高のお野菜でしたよ!
最初はしていた下茹でも、灰汁なんか全然出ないから途中からやめちゃったけど何の問題もなかったしさぁ。
ちょっと調べたら、のらぼう菜以外にも色々と近縁種のお野菜あるみたいだし(以前に食べたかいらん菜とかもアブラナ科の仲間)色々試してみたいなー♡
聴きアブラナ大会とか楽しそうじゃない?
誰か一緒にやらない?笑
へへ、じゃあ今日はこの辺で。
では、また。
ウメイロ
こんにちは、ノラクロです。
奇食変食を何年も繰り広げている私ですが、低気圧にはめっぽう弱くすっかり布団と添い寝で横倒しです。
このような生活を送らせてくれている夫に感謝ですな。
しかし夜もたっぷり眠った体からは、睡魔も裸足で逃げ出したようなのでブログを更新でもしようと思います。皆様お付き合いくださいまし。
そんな今日はウメイロの話をひとつ。
行きつけの市場でピカピカの見たことないお魚発見伝!もちろん見切り発車で買いました。
とても体高があり、パンッと身肉が張った良い魚です。
色もウグイス色?で可愛いお魚ですな。
調べたところ、和歌山の方ではウグイスって呼ぶんやって!確かに色がぽいもんね!
春が旬なのもあるのかも!ウメイロでウグイスって春らしい名前!
そして関東圏では高級魚で旨味が強い、と。
期待が高まりますなぁ。
鱗落としてサクッと3枚おろし。
内臓はすでに抜かれていたので簡単簡単。
まずは安定のお刺身から。
腹身を刺身にしたら鯛ぽいね。
味はサッパリとしてクセがなく、だけど脂の旨味もキチンと感じられる上質な白身です。
そしてスズキの仲間らしく身のモチッとした感じや歯切れの良さは洗いも美味しそうだなと感じられました。次は洗いもしてみたいな。
さてお次は、捌くのが未熟故にたっぷり身を残していたアラを塩焼きにしました。
焼くと少し独特な匂いがします。
なんかマナガツオ的な感じ?
私はマナガツオが、この世の魚で1番好きなのでご褒美でしかありませんが苦手な人もいるかもね。
しかし、骨からの身離れも良く塩で締まった身肉はプリホクで堪らんかったです♡
味もギュウッと押し固められたような旨味……関東の方で高級魚とされている理由がわかるお味でした。
白ごはんに合わせて食べたいよ、もしくは淡麗な日本酒!!
反対側の脂の乗った腹身は煮付けに。
甘い煮汁で炊かれた身肉はほろほろポロリと旨く、もう我慢できなくて白ごはんにぶちかけて食べました。
やー!やっぱり白身の旨い煮魚は白ごはん必須!さいこーーー!!!
さて、手元に残るは背側の肉厚な身。
白身でさぁ、旨い魚はフライでしょ!
父も白身フライが大好きだしね(これ食べた時はまだ実家暮らしでした)、ってことで。
タルタルソースたっぷり作ってフライーーー♡
齧った断面から肉汁がたっぷり溢れるほど汁気の多い身肉で最高でした。
揚げると独特の青いような香りは薄まるかな?
両親も旨い旨いと瞬殺でした(^^)
ウメイロ、美味しかったなぁ。
これ1尾が1500円くらいしたからかなり高級魚だったんだけど、機会があればまじでまた食べたいな。
ってかメモしてたから良かったようなものの、せっかく美味しいもの食べたなら早くブログに起こさなきゃなんにもわかんなくなるね!笑
はは、笑ってる場合じゃないんだけど。
そろそろブログ用の画像ストックも無くなってきたことだし、次に買う見切り発車食材は食べたらすぐ書く!!
たぶん。
では、また。
パンガシウス
やっぴー!こんばんは、ノラクロです。
最近じわじわとTwitterのフォロワーが増えて、もうすぐ2000人を超えそうで嬉しくなっちゃってブログを更新しております。
へへ、変なことばっかりしてるけど嫌いにならないでおーくれ♡あとまあ逆に言えばこれが本質なので、危機感を覚えた方はブラウザバックしておくれ。
さて、そんな今日はパンガシウスの話をひとつ。
最近ですね、家の近くに東南アジア系?ベトナムあたり?の食材が売っているお店が出来たんですよ。
そちらでまた#調理方法とかよくわからないものを見切り発車で買ってくるシリーズにピッタリなやつが販売されておりまして(^^)
ででん!冷凍バサ魚!!
こいつぁ分からんのが来たな、とワクワクして買っちゃいました。
とりあえず、冷凍庫に放り込んでスマホポチポチしてみると日本ではどうやらパンガシウスと呼ばれているナマズの仲間のようです。
なるほどね!
全然何にもわかんないや、それに検索した画像からは不安でいっぱいの見た目です。
ナマズかぁ、生臭かったらやだな……ともう少し調べると、冷凍食品の白身フライはパンガシウスである事が多いとの事。
その身は臭みがなくて柔らかい上質な白身だとも。
それにコストコの人気商品らしいんですが……ほんと?!
幼少のみぎりに川で捕まえたナマズはとっても生臭くて、お母さんからの怒られが発生したけど?!
ネット情報を信じて、夕飯用にふたきれ解凍します。
私の夫は香草パン粉焼きが好物なので、あわよくば夫に全部食べさせようと用意しました。
うーん。冷凍ものだからか、それともこういうものなのか透明感のない身質で不安いっぱい!
でも確かに臭みはありません。ってか何の匂いもしない。触ると柔らかく脂が乗ってそう。
あんまり扱ったことのない感触です。
ハチャメチャに冷凍されてた生鮭とかが近いかな……?
ウニャウニャ言ってても仕方ないし、夕飯の時間は刻一刻と迫っていたのでタイムとガーリックチップを多めにパン粉に混ぜて香草パン粉焼きにしました。
見た目は美味しそうに出来たので、勇気を出していただきます!!
へへ、実は夫がひとくち食べて「普通に美味しい」って言ってるのを確認してから私も食べました(*´Д`*)テヘペロ
うん、うん、あー食べたことあるかもこの魚。
お弁当用とかの白身フライの味がします。
あと、バーガーチェーンのフィッシュバーガー。
なるほどね、あの白身魚って謎魚だったけどこれかぁと妙に納得する味でした。
美味しいか美味しくないかっていうと、夫の言う通り「普通に美味しい」かな。特筆なし!
さて、そんなこんなですっかり拍子抜けして冷凍のまま忘れており数週間。
とっても寒い日があって、ちゃんこ鍋がどうしても食べたかったのですが大した食材が家にないなぁって冷凍庫をゴソゴソしてたら、よく凍ったパンガシウスさんと目が合いました。
へへ、だから入れちゃった!!!
ちょっとだけ泥臭いから、薄味の調理には皮を剥がした方が良かったかしら……?と思ったけど全然問題なし!
お値段も安いし、柔らかいし、淡水魚だから塩分的にも子供とか老人食にも良さそうだなーって印象かな。
川のナマズも処理したらこれくらい可否がないなら、もっと利用すれば良いのになー。
流通しないのには何かあるんでしょうな。
ちょっと調べてみよーっと。
では、また。
パースニップ
あけましておめでとうございまーす!!
2022年が始まりましたね。皆様いかがお過ごしですか?
わたしは季節感を大切に丁寧な暮らしを心がけているのでお正月はきちんと美味しいものを食べて、浴びるほどお酒を飲み、それ以外は身体を横たえて眠くなれば寝るという尊い時間を過ごしています。
え?自堕落なだけだろうって?
ノンノン!“寝正月”で“正月太り”という日本の古き良き慣習を守っているのですよ!
閑話休題。
冗談はさておき、そろそろ何か本当に文化的な事でもするべぇとスマホを取り出して熱燗片手にこれを書いています。
そんな今日は、パースニップの話をひとつ。
まぁこれもずーっと下書きに置いたまま寝かせてたんですけどね……
八百屋さんで【パースニップ】っという人参のようなゴボウのような何かを見つけたのですかさずカゴに入れて帰宅しました。
泥だらけで、持った感じは硬いです。
洗うとこんな感じ。
赤くない人参……?太めのゴボウ……?
匂いは土っぽくてゴボウっぽいかな。
少し切ってみると断面はこんな感じ。
白い人参ぽいけど……?
この辺りで少し不安になってきたのでいつも通りGoogle先生に質問しました。
どうやらこのパースニップという野菜は、セリ科で随分と人参に近いお野菜のようです。
生食も可。
ですが、ひとかじりしてみると何かの根っこ!!木の味!!生のゴボウ!
加熱すると人参より甘いって書いてたけど、にわかには信じ難いほど素っ気ない味です。それにめちゃ硬いし筋張ってるしさぁ。
あんまりにも硬いので千切りにして、油と醤油で炒めて……
これなら人参よりでもゴボウよりでも壊滅的な失敗はないだろう、と胡麻かけてきんぴら!
ドキドキしながらひとくち……。
あ!甘い!それに後味に少しの苦味があって美味しい!!
これは生食より断然加熱が良き食材です。
大人のおつまみって感じです。
って今書いてて思ったけど、おつまみってお酒のアテだから大人しか嗜まないかハハハ。
先の細い部分はコロコロに切って軽く煮ても甘味が強くて美味しかったです。
けどやっぱりちょっと硬いのよねぇ。
人参よりはだいぶ筋張ってて、噛んでると歯の全隙間にパースニップの繊維が挟まって腹立たしいです。
一本しか購入しなかったので、パースニップがこういうものなのかコイツだけが筋が多いのかわからないのが残念です。
腹立ったので残りは全部すりおろして……
ツナとじゃがいもと混ぜて丸く整形して焼いて……
おやきにしました。
すりおろすとまたパースニップの甘みと後味の苦味がハッキリ出て、いつも作る人参のおやきとはひと味違う美味しさ。
これはほんとご飯のおかずってよりはお酒のアテだな。
食べ終わってから、もう一度よく調べてみるとパースニップはイギリス辺りでよく食べられていてシチューとかの煮込み料理に適しているそうな。
とここまで調べてふと、大好きなアニメのルーニーテューンズのバッグスバニーってポリポリ生で赤いニンジンを食べてるけどシチュー作ってる時は白いニンジンを刻んで入れてなかったっけ……?!と思い出しました。
ちょっと該当のシーンがすぐには見当たらなくて定かではないのですが、あのアニメはイギリスが舞台だしありえるなとニヤニヤしています。
ふふ、子供時代のぼんやりした記憶が新しく得た知識に繋がるって楽しいですね!
さてわたしは今からバッグスバニーのアニメを寝転びながら見返したいと思います。まだ正月三ヶ日は終わってませんからね!
では、また。
鏡貝
こんばんは、ノラクロです。
今回は1万年と2000年ぶりくらいには更新できました。次は8000年を目指したいところです。相変わらず変な食材は次々と買っているので。
さてそんな今日は鏡貝の話をひとつ。
自宅から徒歩1分のところにとても良い魚屋がありまして、そこで見つけた知らない貝!しかもお手頃でつい2パックも買ってしまいました。
前に食べたすだれ貝(https://twitter.com/norakurorororo/status/711466028077686785?s=21)に見た目は似てるなーなんて思いながら見切り発車で買い、グーグル先生に聞いたところやっぱり近縁種でした。
ふふ、どんどん賢くなっています。
さて、調べたついでに得た情報として鏡貝はハチャメチャに砂を噛んでいる貝らしいのです。
困る。とっても困る。
貝を噛んでジャリっていったときの不快感ときたら人生の嫌なこと上位にあがりますからね!
しかもこの鏡貝ときたら塩水につけておいて砂出しが出来ないらしく……。困った子ね!!!
仕方ない、今回は茹でて洗う戦法で攻めたいと思います。
水からグラグラっと茹でて〜
口が開いてきたら冷まして……
オープン!!!んん、身入り良いじゃーーーん!!
んふふ、美味しそう♡
この時点でめちゃくちゃ良い匂いだし身肉もプリップリ!砂さえなければこのまま食べちゃいたいくらいです。
Google先生の教え通りの部分をちまちまとひとつずつ取りました。
砂袋?と呼ばれるらしい部分はマジでジャリッジャリ!ひと舐めしてみたけど食べられたもんじゃねぇな。
全部綺麗に取って洗って、下準備はOK!!
まずは二枚貝と言えば焼きが食べたいでしょ!ってことでグリルに並べて〜
醤油と酒を半々で垂らして焦げ目が付くまで焼いたら完成。すでに火が通っているので、むしろ加熱し過ぎには気をつけたいところです。
では、実食♡
ふん、ふん。随分と噛み応えはありますが、噛みきれないほどではありません。
旨味もありますが満足なほどではないかな……。ハマグリやアサリと比べると少し劣るなぁ。
けど焼いた貝ってやっぱ旨しですなーーー!日本酒飲みたい。
さて、お次は数もあるので佃煮にでもしちゃおうかな。
酒醤油砂糖と実山椒をたっぷりと入れて〜
鏡貝山椒♡
ごはんにのっけると最高旨しーー!!
貝独特の口の中がキュゥってなるミネラル的な旨味が感じられて良き良き♡
ふふ、夫のお弁当にも勝手にいれちゃおニヤ(・∀・)ニヤ
さて、最後は貝といえば汁物でしょ?
わたし、古今東西全ての汁物が好きで好きで!!!
しかも今回は砂抜きの時の下茹ででさぁ!明らかに出汁が出てたのでそれを使ってお吸い物作っちゃいました♡
砂が入ってたら嫌だから茹で汁はしっかりと濾して……
お麩と三つ葉の茎、醤油だけでめちゃくちゃ良いお吸い物になりました。
貝の茹で汁って薄青くて、それだけで良いよねぇ。
見た目が旨いっていうか。んふふ幸せ。
鏡貝の身自体はさらに加熱したことでちょっと硬い&味もなくなっちゃったけど……
んん、これは出汁だけ取って身は別に使った方が良いかもね!
あーー!新生活始めて珍奇な食材がなかなか手に入らなくなっちゃったけど探せばあるもんだなーーー!
これからも懲りずに色々食べたーい♡
幸い、夫はこのブログの愛読者だし?まあ食べてくれるでしょ!笑
さー次は何を食べよっかなーー!!!
では、また。